
お金持ちがお金持ちである理由、それは不労所得が最大の要素であるのは周知の事実でしょう。1日に人に与えられた時間は等しく24時間。同じ仕事をしていても不労所得があるだけで、持たない人の何倍もの時間を働いたと同じ効果があるわけです。
この不労所得を育てるにはお金持ちの思考が大切で、むやみやたらに手を出すと痛い目を見ることがあるのです。
投機と投資の違い
投機と投資の違いとは、シンプルにまとめると期間の違いにあります。
投機
市場や相場の変動に合わせて株や外貨を売買すること、と考えて問題ありません。有名なのがFX。諸外国の情勢により為替は随時変動しているため、思わぬ要因によって暴騰・暴落を繰り返すスリリングな取引です。24時間観察しないでもよいシステムもありますが、売買のタイミングを考える労力は相当なものです。
投資
対して投資は、中長期的スパンで行われる取引です。株式投資や国債、投資信託、金、仮想通貨、不動産投資が挙げられます。ローリスクな国債や確定拠出型年金なら預けっぱなしでOKですが、その分リターンも低いので所得と言えるかどうかは投資額次第です。
不労所得とは不労でなくてはいけない
ある一定額を稼ぐためにかけた時間や労力が少ないほど、優秀な不労所得と言えます。富裕層なら誰でもトライしている不動産投資。入居率や運用会社への委託費用を考慮する必要がありますが、「不労」なのは最大の魅力。気づいたら収入が増えた、という状況を目指すべきですね。
リスクヘッジが出来ているか
世界中が不労所得を求めて動き続ける中、ちょっとした見立ての誤りが大きな損害を産むのはある意味必然です。そんな時代でも可能な限り損をしない「リスクヘッジ」という考え方を持てるかどうかが、お金持ちになれる要素のひとつと言えます。
俊敏であること
1つの投資に固執するのではなく、マイナスを被る前に見切りをつけて次の新しい投資に動く俊敏さが必要です。その見極めが出来ないなら投資会社に委託する手もありますが、投資はあくまでも自己責任。損をしても投資会社は補填してくれません。
芸能人で言うとガクトさんが俊敏さをもっているタイプと言えるでしょう。世の中のニーズを探し続け、次々と事業展開をしていく様子はやり手の実業家そのものです。今ではかなりの資産を保有し、忙しいながらも優雅な生活を送っていらっしゃいます。
未来を投げ出さないこと
中長期的なスパンで事業を営む人は、自分が死ぬまでの間に起こる出来事を常にシミュレーションしています。その日暮らしな発想で事業は営めません。想像力を働かせて考え尽くす、わからなければ教えを乞う、とにかく投げ出さないことが大切です。考えることを放棄した時点で、不労所得なんて夢のまた夢。運よく手に入れたとしても、すぐに奪われてしまうのがオチです。