投資の基本をマスターする

資金を増やす計画

資産を増やす場合、貯蓄だけでは相当な時間が必要です。預金でつく利息はごくわずかな利率なので、資産運用には期待できません。今の資産を元手にお金を増やすことが必要です。資産を増やすためには、自分に合った投資方法はもとより、投資への誤解を解いたうえで、気をつけるポイントを把握する必要があります。

まずは投資への誤解を解く

「投資を始めたいけど、なかなか前に進めない…」という方は多くいらっしゃいます。踏み出せないのは投資への誤解が大きく関係していることをご存じでしょうか。

大きな資金が必要とは限らない

投資をする=それなりの資金が必要になると考える方が大半です。
不動産投資のように、アパートやマンションといった資産を購入する際は、それ相応の資金が必要ですが、投資信託のように最初は少額で始められる投資もあります。投資方法によって資金額は大きく変わるため、現在準備できる資金額を見積もったうえで、自分の身の丈に合った投資を始めましょう。

ギャンブルとは大きく異なる

投資をギャンブルと捉えている方がいますが、これは大きな誤解です。ギャンブルは娯楽の一つであり、経済活動に関係はしていません。それに負けると資金がなくなるので、手元に戻ってくるものは何もない状態です。一方、投資はリスクヘッジをきちんと行っていれば、ギャンブルのように大損することはありません。投資の知識をきちんと身につけたら、少額なりとも資産を順調に増やせます。

投資を始める準備と気をつけるポイント

投資を始めると決めたら、まずは金融機関で口座を開設しましょう。ここでは口座開設の流れと気をつけるべきポイントをご紹介します。

口座を開設する

株式投資をはじめ、投資信託、FX、どれを始めるにしても、口座の開設が必要です。株式投資なら証券会社、投資信託なら証券会社もしくは銀行などの金融機関で口座が開設しましょう。FXを始めるなら口座開設先は専門の取引業者になります。主要な証券会社の口座を利用するなら、株式はもとより、投資信託やFXの取引もほぼ可能です。
口座開設をする場合は、電話かインターネットで申し込みましょう。必要事項を入力し、運転免許証やパスポートといった身分証明書の写しを添付します。マイナンバーも事前に確認しておいてください。口座開設は約1週間~10日間ほどで完了します。

冷静に判断する

大事なお金を市場に託すため、お金の動きは日々変わります。値下がりと値上がりが繰り広げられるので、一喜一憂するのは当たり前です。ただし、判断を大きく見誤ってしまうと損失を拡大する恐れがあります。投資は損失を被ることも踏まえて行うので、それなりの覚悟が必要です。感情のままに進めることなく、具体的な損失・利益の数字を決めて、自分の行動をセーブしましょう。