フェラーリともにスーパーカーの2大巨頭と言われているランボルギーニ。高級車と聞いてその名前を思い浮かべる方も多いかもしれません。高級車は己の価値を表す絶大な存在としてアピールできるものです。今回は外車の中でもトップに君臨するランボルギーニの魅力についてご紹介します。
高級外車の中でもランボルギーニはとりわけ別格
高級車を購入して数十年経つと市場価値は下がるものですが、ランボルギーニやフェラーリは年数が経っても1,000万円以下になることはほぼありません。むしろ車種によっては購入時よりも評価が上がり、価値が高くなるケースすらあります。
基本、自動車というのは工場で大量生産される製品ですが、ランボルギーニではプロの職人が丁寧に製造しているため、「車」を製造するというより「アート」を生み出すといっても過言ではありません。そのぶん1台あたりの原価は大衆車をはじめ、他の高級外車と比べものにならないほど高くなります。
名車を次々に生み出すランボルギーニ
ランボルギーニは元々、イタリアでトラクターの製造工場として大成功を収めていました。名車を生み出すきっかけとなったのは、1963年、フェラーリに対抗するスーパーカーを作り始めたこと。
創業者であるフェルッチオ・ランボルギーニは、富裕層の顧客が車に何を求めているかを日々研究していました。研究した結果作り上げたのが名車の「ミウラ」です。軽量な車体に大出力エンジンを搭載しているので、最高速度は時速300kmに達するほどのパワフルさ。製造されたのは半世紀も前のことですが、伝説のスポーツカーとして名前を世に知らしめています。
ミウラが1973年に製造が終了したと思いきや、スーパーカーファンをこれまた魅了する車が現れました。それは1974年に登場した「カウンタック」です。1974年~1990年に16年間に製造されたのは2000台に満たないにも関わらず、数多くのドライバーを虜にしました。壮観なスタイリングと心地良いサウンドが大きな特徴。コンパクトなボディゆえにルーフが非常に低いため、高度なテクニックが要求されました。その運転のしづらさも、カウンタックならではの美徳と言われています。
ランボルギーニの人気車種を所有する芸能人
ミウラやカウンタックのほかにも、ランボルギーニは人気車種を続々世に送り出しました。4種類のグレードで販売されているアヴェンタドールは、最高速度350km/hと、もはや車の概念を覆すようなスピードで走れるのが特徴です。アーティストのGACKTさんは、ランボルギーニの50周年記念車を所有しています。
ランボルギーニ史上最大のヒット作と言われる「ガヤルド」は、ビートたけしさんが好みのブルーに塗り替えたことで有名です。運転のしやすさと日常使いにも適した「ウラカン」はランボルギーニの特徴ともいえます。
カウンタックの後継者である「ディアブロ」は、角ばったデザインや低いルーフに加え、大幅にパワーアップされたV12エンジンを搭載。アメリカ大統領のドナルド・トランプはこの車を所有しています。使い勝手が良く、重厚なカッコ良さを味わいたい方は、タレントの手越祐也さんの愛車でもある「ランボルギーニ ウルス」を選択しても良いかもしれませんね。